こんにちは😊
「1月は行く」なんて言葉がありますが
本当にこの1ヶ月あっという間でした。
今年もエネジオをどうぞよろしくお願いいたします!
そして2026年最初のコラムは「電気代」のお話です。

― 電力業界の今と、これから ―
「また電気代が上がった」
ここ数年、そんな実感を持つ家庭は少なくないだろう。

電気料金の値上げは一時的なものではなく、日本の電力業界が抱える構造的な問題が背景にある。
① 電気料金は“燃料費”に左右される
日本の電力は、火力発電への依存度が依然として高い。
火力発電に必要なLNG(液化天然ガス)や石炭、石油はほぼ輸入に頼っており、
• 国際情勢
• 為替(円安)
• 資源価格の高騰
これらの影響をダイレクトに受ける。
特に近年は、
「燃料費調整制度」によって、燃料価格の上昇分が電気料金に反映されやすくなった。
つまり、電気代は「企業努力だけでは吸収できない仕組み」になっている。

② 再エネ拡大が“一時的に”料金を押し上げている現実
太陽光や風力などの再生可能エネルギーは、長期的には安定した電源になり得る。
しかし現状では、
• 設備導入コスト
• 系統(送電網)強化費用
• 出力が不安定なための調整コスト
こうした費用が**「再エネ賦課金」**として、私たちの電気料金に上乗せされている。
皮肉な話だが、
脱炭素を進める過程で、短期的には電気料金が上がるというジレンマが生じている。

③ 電力自由化の“光と影”
電力自由化によって、消費者は電力会社を選べるようになった。
一方で、
• 新電力の撤退
• 価格競争の限界
• 卸電力市場の価格変動リスク
といった問題も浮き彫りになっている。
安さだけを売りにしていた新電力が、燃料高騰に耐えきれず撤退するケースも増えた。
結果として、「結局どこも高い」という印象を持つ人が増えている。

これからの電力業界はどう変わるのか
今後のキーワードは次の3つだ。
① 分散型エネルギー
家庭や企業が太陽光発電・蓄電池を持ち、「買う電気」を減らす流れ。
② 電力の“使い方改革”
使う量を減らす節電だけでなく、
• 電気を使う時間をずらす
• ピークカット・ピークシフト
といった賢い使い方が重要になる。
③ 電気料金は「固定費化」へ
再エネ+蓄電池を導入した家庭では、
「毎月の電気代がほぼ一定になる」ケースも増えつつある。

消費者にできる現実的な選択
電気料金の上昇は、個人の努力だけで止められるものではない。
ただし、
• 電力プランの見直し
• 家電の省エネ化
• 太陽光・蓄電池の検討
こうした選択によって、影響を小さくすることは可能だ。

これからの時代、
電気は「安く買うもの」ではなく
「どう作り、どう使うかを選ぶもの」へと変わっていくだろう。







